Nくんのストーリー

中学1年から学校に行けなくなったNは、「生きている意味がない」「もういつ死んでもいい」と言って布団の中で一日を過ごす日々が続きました。ずっと後になって、 部活動内でいじめられていたことを話してくれました。それでも高校へは行きたいという気持ちがあり進学しましたが再び行けなくなり、出席が足りず進級できないことが分かってからは益々足が遠のいていきました。 それから一年ほどたった頃、あかねと出会いました。突然の私たちの訪問を快く出迎えて下さり、Nの好きなアニメやゲームの話をスタッフさんがして下さり、Nから「あかねに行ってみたい」という気持ちを引き出してくれました。やがて、Nが好きなカードゲームの日を設定して下さったり、イベントや計画を任せて下さったりしたおかげで、あかねに通う日がどんどん増えていき、Nの表情も生き生きとしてきました。Nにとって、あかねに来ている子どもさんとの出会いも人生が変わるほど大きなことでした。今では一緒に過ごすのが楽しくて仕方がない様子です。家族だけではどうにもならないことを、あかねという居場所、スタッフの方々 、あかねに来ている子どもさんたちとそのご家族が、助けてくれたのだと思っています。 家から外に出ることが苦ではなくなった今、これから自分がどうしたいのか将来のことを考える時を過ごしました。その甲斐あって、今年は高卒認定試験を受けて専門学校へ行くという 目標ができました。叶えたい夢に向かって、Nにとって大きな 一歩を歩み始めたところです。(Nくんの母より)

Tくんのストーリー

息子が小学6年から不登校になり家で過ごしていましたが、中
学1年からあかねを利用するようになりました。あかねではよく
絵を描いており、あかね通信やポスターなどに絵が使われること
で自信を付けていたようです。始めは週一回の利用が精一杯でし
たが、あかねのアットホームな雰囲気は心温まる場所となり、中
学3年の後半にはイベントの企画に参加するまでになりました。
 高校進学も自分で決めることができました。高校に通うように
なると平日のあかねにいけなくなるのが残念ですが、時々はお邪
魔すると思いますので、これからもよろしくお願いします。(Tくんの母より)

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